送るかどうか迷っているメッセージが、下書きに残っている。

書いては消し、消しては書く。そういう夜が続いているなら、この記事はその夜のためのものになる。

著者名の星野澪は、本メディアの創作上のペルソナです。実在の鑑定者による経験談ではありません。詳しくは運営者情報をご覧ください。

まず、送るなという話ではない

先にはっきりさせておく。

連絡してはいけない、という話ではない。

伝えたいことがあるなら伝えていい。伝えないまま終わることが、必ずしも良いわけでもない。

問題にしたいのは、内容ではなくタイミングのほうになる。

同じ文面が、日によって違って見える

迷ったときに試してほしいやり方がある。

書いた文面を、三日置いてから読み返す。

三日後に読むと、「これは送らなくていい」と感じることがある。

文面は同じだ。変わったのは自分の状態のほうになる。

高揚しやすい時期

満月前後に気分が上がる、寝つきが浅くなる、行動が大きくなる。そう感じる人もいる。

ここで注意しておきたいのは、前にも書いたとおり、月と人体の関係について断定できる科学的根拠が確立しているわけではないという点になる。研究はあるが、結論は割れている。

だから「満月だから送るな」とは言わない。

言うのは、こちらだ。

自分がその時期に高揚しやすいかどうか、記録して確かめてほしい。

記録のしかた

下書きを書いた日の日付を、メモしておく。

送っても送らなくてもいい。書いた日だけ残す。

三か月ぶん溜まったら、月齢カレンダーと並べる。寄っていれば、はっきり出る。寄っていなければ、自分は月と関係ないと分かる。

どちらでも収穫になる。

送る前に確かめる三つ

タイミング以前に、確かめておきたいことが三つある。

ひとつ、相手に返信の義務を負わせていないか。

長い文面は、読むだけで相手の時間を使う。返さないと悪いと思わせる形になっていると、返事は来ても本心とは限らなくなる。

ふたつ、返事が来なかった場合を決めてあるか。

来なかったらどうするかを決めずに送ると、来ない期間ずっと消耗する。一週間来なければ終わり、と先に決めておく。

みっつ、書いてある内容が、相手のためか自分のためか。

自分のためでも構わない。ただ、自分のためのものを相手のためのように書くと、たいてい伝わらない。

待つ期間の決め方

三日置く、と書いたが、もう少し長く取りたいときの区切りとして、暦を使う手がある。

次の新月まで待つ。

新月は毎月来るので、最大でも一か月弱になる。しかも日付が毎月ずれるので、「今週末まで」より外から来る感じが強い。

以前家計を新月で締める話を書いたが、構造は同じになる。自分で決めた期限は動く。暦は動かない。

新月の夜にもう一度読み返して、それでも送りたければ送る。

待っているあいだにやること

何もしないで待つのは、実際にはかなりつらい。

だから、ひとつだけやることを決めておく。

その関係で自分が我慢していたことを、一つ書き出す。

前の記事でも書いたが、原因ではなく我慢を見る。原因は相手との組み合わせで決まるので次に使えないが、我慢は自分の側の話なので持ち越される。

戻るにしても戻らないにしても、これは要る。戻った場合、同じ我慢がまた始まるからだ。

送らなかった場合

新月まで待って、送らなかったとする。

それは失敗ではない。

三日置いて消える文面は、たいてい伝えたいことではなく、伝えたい気持ちだった。気持ちのほうは、送らなくても本人の中で処理が進む。

送らずに済んだ夜が何回かあったこと自体が、後から効いてくる。

今夜やること

下書きがあるなら、日付だけメモする。

そして、次の新月の日をカレンダーで確認する。

その日まで、消さなくていい。送らなくていい。置いておくだけでいい。

✦ この記事のまとめ

戻りたい気持ちがいちばん強い時期と、判断が落ち着く時期は別のことがあります。高揚しているときに送った連絡は、後から読み返すと違って見えます。

有効なのは我慢ではなく、送る日を先に決めておくこと。次の新月まで待つ、という区切りの置き方を紹介します。