「今日は勝負」と決めたレースが、気づくと3つになっている。
心当たりがある人は多いと思う。
当日に決めると、増える
勝負レースを当日に決めると、必ず増える方向に動く。
理由は単純で、当日の情報が増えるほど「これも勝負かもしれない」と思える材料も増えるからだ。パドックを見て、オッズを見て、直前の情報を見る。見るたびに候補が足される。
しかも、その日すでに負けていると、さらに増える。取り返す機会を探すからだ。
当日に決める限り、この動きは止まらない。
開催前に決める
白川は──私は暦を扱う仕事をしているので、日取りの相談を受けることが多い──ここで勧めているのは単純なことだ。
開催日より前に、いくつまでかを決めておく。
どのレースを勝負にするかは当日でいい。いくつまでかだけを先に決める。
数だけなら、情報が無くても決められる。むしろ情報が無いときのほうが冷静に決められる。
寅の日をどう使うか
ここで暦を使う。
以前の記事で書いたとおり、寅の日は十二支の寅にあたる日で、12日に一度巡ってくる。「千里行って千里戻る」という言い回しから、出したものが戻るとされてきた。
金運の文脈では、財布の使い始めや出発の日として語られることが多い。
ただ、はっきり書いておく。
寅の日に買っても、当たりやすくはならない。 レースの結果は暦を参照していない。
では何に使うか。
賭ける日ではなく、決める日にする
寅の日を「買う日」にすると、暦が行動を増やす方向に働く。
そうではなく、予算と上限を決める日として使う。
12日に一度巡ってくるので、月に2〜3回ある。そのたびに、次の2週間ぶんをこう決める。
- この期間に使う上限額
- 勝負レースの上限数
決めたら、次の寅の日まで動かさない。
暦の役割が「増やす合図」から「区切りの目印」に変わる。この転換だけで、同じ暦がまったく違う働きをする。
目印としての暦の強さ
なぜ暦を使うのか。カレンダーの1日でもいいのではないか、と思うかもしれない。
理由がひとつある。
暦は自分では動かせない。
月初と決めると、忙しければ数日ずれる。「今週末にやろう」も、たいてい流れる。
寅の日は動かない。市販の暦に載っていて、こちらの都合とは無関係にやってくる。外から来る区切りは、自分で決めた区切りより守りやすい。
これは家計簿を新月で締める話とも同じ構造で、私はこの使い方をよく勧めている。
上限を決めるときのコツ
金額を決めるとき、余裕を持たせすぎないほうがいい。
余裕のある上限は、上限として機能しない。届かないからだ。
過去2週間で実際に使った額を見て、それより少し低いところに置く。記録を取っているなら、その数字を使う。取っていないなら、まず記録から始めることになる。
レース数の上限も同じで、いつも5レース買っているなら3レースにする。ゼロにはしない。守れない上限は意味が無い。
当日にやること
上限が決まっていれば、当日にやることは減る。
どのレースを勝負にするか選ぶ。決めた数を超えたら、超えた分を落とす。
そして買う前に、3分置く。
前夜の準備についてはレース前日にやめている2つの行動で書いた。前々から順に、上限を決める日・前夜・直前という三段になる。
崩れるのは、たいてい後ろ二つだ。上限を先に決めておくと、後ろ二つが守りやすくなる。
次の寅の日に
カレンダーアプリで、次の寅の日を調べてみてほしい。12日以内に必ず来る。
その日にやることは、ふたつ。
この2週間の上限額を決める。勝負レースの数を決める。
紙でもメモアプリでもいい。書いて、次の寅の日まで見ない。
出したものが戻る日とされているが、戻るかどうかは分からない。出す量を決めておくことだけは、確実にできる。
✦ この記事のまとめ
勝負レースを当日に決めると、その日の状況で数が増えます。開催前に、いくつまでかを決めておくほうが守れます。
寅の日は「出したものが戻る」とされる日ですが、賭ける日ではなく予算を決める日として使うと、暦が現実的な役割を持ちます。



