一点勝負をやめる理由は、「当たらなかったから」とは限らない。
当たったことがあっても、それでもやめる、という考え方がある。この記事では、その理由と、一点に寄せたくなる日の見分け方を整理する。
著者名の星野澪は、本メディアの創作上のペルソナです。実在の鑑定者による経験談ではありません。詳しくは運営者情報をご覧ください。
一点に寄せたくなるのは、いつか
一点にした日を思い出してみると、自信があった日ばかりではないかもしれない。よく挙げられるのは、この二つの状況だ。
ひとつ、その日すでに負けていた日。 ふたつ、妙に気分が上がっていた日。
前者は分かりやすい。取り返したいとき、人は薄く広く買わない。一撃で戻せる形に寄せる。
後者は本人も気づきにくい。調子がいい、読めている気がする、今日は行ける。この感覚のときに点数が減る。
点数と金額が同時に動く
一点勝負そのものが悪いわけではない。
問題になるのは、たいていこう動くときだ。
点数を減らすと同時に、1点あたりの金額を上げる。
12点を1点にして、金額を据え置くなら、その日のリスクはむしろ下がる。ところが、1点にした上で金額まで上げてしまいがちだ。
点数と金額が同じ方向に動くと、その1レースの振れ幅が一気に大きくなる。
ここが、崩れ方の分かれ目になりやすい。
満月の話をどう扱うか
高揚と言うと、満月前後の話を思い浮かべる人もいる。
以前判断が鈍る日の話でも書いたが、月と人体の関係について断定できる科学的根拠が確立しているわけではない。研究はあるが、結論は割れている。
だから「満月だから一点にするな」とは言わない。
言うのはこちらだ。
一点にした日の日付を、記録してみてほしい。
自分に寄りがあるかどうかは、記録すれば分かる。当てはまる人にははっきり出るし、当てはまらない人には出ない。出ないと分かることにも価値がある。
先に決めておく形
有効なのは、我慢ではない。
一点にする条件を、事前に決めておく。
たとえばこういう形になる。
- 一点にしていいのは、朝の時点で決めていたレースだけ
- 一点にする場合も、1点あたりの金額は上げない
- その日負けているレース後は、一点にしない
なかでも三つ目は、取り返しに行く動きを構造的に止めておく形になる。
「読めた気がする」を疑わない方法
高揚しているときに「今日は高揚している」と気づくのは、かなり難しい。
だから、気づこうとしないほうがいい。
代わりに、気づかなくても機能する仕組みにする。事前に決めた条件は、その日の気分と関係なく残っている。当日の自分が判断しなくて済む。
これは以前買い目を決める前の3分で書いた話と同じ構造だ。判断の質を上げようとするのではなく、判断する回数を減らす。
点数を戻したあとに起きること
一点をやめて点数を戻すと、当たる回数は増える。配当は下がる。
トータルがどうなるかは、その人の買い方による。ここは断定しない。
ただ、ひとつ期待できることがある。
その日の終わり方が穏やかになりやすい。
一点勝負の日は、当たっても外れても振れ幅が大きい。外した日はもちろん、当たった日も次のレースで大きく行きたくなる。
点数を戻すと、その揺れが小さくなる。結果として、決めた時間に帰りやすくなる。
次の開催でやること
ひとつだけ。
一点にするなら、金額は上げない。
これを先に決めておく。点数と金額を同時に動かさない、というだけの話だが、守れると違ってくる。
そして、一点にした日は日付をメモしておく。三か月後に並べてみると、自分がどういう日に寄せたがるかが見えてくる。
✦ この記事のまとめ
一点勝負は自信の表れとは限りません。高揚しているとき、あるいは取り返したいときに出やすい買い方です。
有効なのは我慢ではなく、「一点にするなら金額を上げない」と先に決めておくこと。点数と金額を同時に動かさないだけでも、崩れ方は変わってきます。



