「引き出しの奥にお守りが3つ眠っている」「5年前のお守りを今さら返しに行けるのか」「どこの神社で受けたか覚えていないお守りはどうする?」──そんな疑問を抱えたまま、なんとなく持ち続けている人は多いはずです。この記事では、お守りを返す時期と方法について、一般的に言われている考え方を整理します。
著者名の神崎和は、本メディアの創作上のペルソナです。実在の神職・鑑定者による取材や経験談ではありません。お守りの扱いは神社・寺院によって異なるため、最終的には受けた神社・寺院の案内に従ってください。詳しくは運営者情報をご覧ください。
お守りに「期限」はあるのか
先に結論を書きます。一般に、お守りに決まった期限はないとされています。
「一年」という数字が広まっているので期限があると思われがちですが、全国共通の決まりがあるわけではありません。
一年という目安が定着した背景には、初詣で受けて翌年の初詣で返す、という一年周期の習慣があります。受ける時期が決まっているから、返す時期も一年後になりやすいというだけで、お守りの効力が一年で切れるという意味ではない、と説明されることが多い考え方です。
一年以上たっていても、返してよいとされる
いちばん多い心配ですが、何年たったお守りでも返納できるとする神社・寺院がほとんどです。
長く持っていたことを気にする必要はなく、感謝を伝えて返せば十分とされています。「今さら行きにくい」と引き出しに入れたままにしておくより、区切りをつけて返すほうが気持ちも整います。
厄除けのお守りはいつまで持つか
厄年に受けたお守りは、厄年の期間を過ぎたら返すという形が一般的です。
前厄・本厄・後厄の三年を通して持ち、明けた年に返す人が多くいます。ただし数え方や扱いは地域や神社によって違うので、受けた神社に合わせるのが確実です。厄年の考え方は別の記事でも取り上げています。
返納する時期
多くの神社では古札納所(こさつおさめしょ)が境内に常設されていて、時期を問わず返せるところが多くあります。常設していない神社もあるので、気になる場合は事前に確認してください。
年始はとくに混み合います。落ち着いて返したいなら平日の日中がよいでしょう。参拝の作法が気になる場合は、参拝の所作にまとめてあります。
「一年で返す」は目安であって絶対ではない
お守りを返すきっかけとしてよく挙げられるのは、願いが叶ったとき、または気持ちの区切りがついたときです。
受験のお守りなら合格後、安産守りなら出産後、縁結び守りなら結婚や出会いの後。目的が果たされたお守りは、感謝の気持ちとともに返すという考え方が広く紹介されています。
よくある疑問
別の神社のお守りを返しに行ってもいいですか?
受けた神社に返すのが基本とされますが、遠方などの事情があれば、近くの神社の古札納所で受け付けてもらえることが多いです。他社のお守りを受け付けない神社もあるので、迷ったら社務所に確認してください。
5年以上前のお守りをいまさら返すのは失礼ですか?
失礼にはあたらない、とするのが一般的な考え方です。長く守ってもらったお礼を心の中で伝えて返せば十分とされています。
どこで受けたかわからないお守りはどうすればいいですか?
近くの神社やお寺の古札納所に相談してみてください。ただし、神社のお守りは神社へ、お寺のお守りはお寺へ、と分けて返すほうが好ましいとされています。
自宅で処分(捨てる)することはできますか?
神社・お寺への返納がすすめられることが多いですが、やむを得ない場合の方法として、白い紙に包んで塩で清めてから、自治体のルールに沿って可燃ごみに出す方法が紹介されることがあります。手を合わせ、感謝を伝えてから手放すとよいでしょう。
返納に行くのが難しい場合の対処法
郵送での返納を受け付けている神社・お寺もあります。受け付けの有無や送り方は場所ごとに違うので、公式サイトで確認するか、電話で問い合わせると確実です。また、毎年1〜2月に各地で行われる「どんど焼き(左義長)」でも、お守りをお焚き上げしてもらえることがあります。
✦ まとめ
お守りは「一年で必ず返す」ものではなく、感謝の気持ちで区切りをつけるタイミングに返すものです。眠らせておくより、感謝を込めて返した方が、次のお守りを受ける準備も整います。「どこに返せばいいかわからない」と思ったら、まず近くの神社に相談するだけで大丈夫です。



