満月の前後は眠りが浅い、という話がある。
実際にそう感じる人もいる、と言われる。
ただ、眠れない夜が続くとき、私は月の話を最初にしないほうがいいと考えている。
著者名の神崎和は、本メディアの創作上のペルソナです。実在の鑑定者による経験談ではありません。詳しくは運営者情報をご覧ください。
順番の問題
暮らしの側から見ると、理由はひとつになる。
月齢は、動かせない。
原因として月を置くと、対処のしようが無くなる。月は毎月来る。
手前に、動かせるものがいくつもある。そちらを先に見たほうが、手の打ちようがある。
確かめる四つ
ひとつ、就寝時刻がずれていないか。
眠れないと感じるときは、寝床に入る時刻が日によって大きく動いていないかを見直してみる。
眠くなってから寝る、という形にすると、眠くならない日が出る。起きる時刻のほうを固定するほうが、結果的に整いやすい。
ふたつ、夜に強い光を見ていないか。
寝る前の画面は、よく言われる話だが、見直す価値はある。
見るなというより、明るさを下げる。部屋の照明も、夜は一段落とす。神社の夜が暗いのは作法の話でもあるが、体の側にも理に適っていると思う。
みっつ、カフェインの時刻。
量ではなく、時刻を見る。午後に飲んだものが夜まで残る人がいる。
一週間だけ、午後は抜いてみる。変わらなければ原因ではない。変わるなら、そこが原因になる。
よっつ、寝室の温度。
暑さで眠りが浅くなることもある。特に夏の後半。
エアコンを切って寝ると、明け方に一度起きる。ここは我慢しないほうがいい。
四つを確かめたあとで
そのうえで、まだ波があるなら、月齢を見てもいい。
満月の前後に落ち着かなくなる、という感覚を持つ人もいる。
私は、これを原因ではなく目印として使うことを勧めている。
「今夜は眠りにくいかもしれない」と先に分かっていると、眠れないこと自体への焦りが減る。焦りが減ると、眠れることがある。
原因として置くと動けない。目印として置くと、備えられる。
眠れない夜の過ごし方
眠れないまま横になっているのは、あまりよくないとされる。
30分ほど眠れなければ、一度起きる。暗いまま、別の部屋か、寝床の外に出る。
そこで何をするかだが、判断の要らないことにする。
- 白湯を飲む
- 手を洗う
- 明かりを落としたまま、少し座る
夜の考えごとは、悪いほうへ行きやすい。深夜に人生の結論を出さない、というのは、私が大切にしている考え方だ。
眠くなったら戻る。戻れなければ、そのまま朝を迎えてもいい。一晩の不眠で崩れることは、たいていない。
続くときは受診する
はっきり書いておく。
眠れない状態が二週間以上続く、日中の生活に支障が出ている、気持ちの落ち込みを伴う。
この場合は、月齢でも作法でもなく、医療機関になる。
暦や習慣の話を、受診しない理由にしないでほしい。 睡眠の記録をつけているなら、持っていくと役に立つ。
今夜やること
ひとつだけ。
明日の起きる時刻を決めて、目覚ましをかける。
寝る時刻ではなく、起きる時刻を先に決める。四つのうち、いちばん手をつけやすいのはここになる。
月を見るのは、そのあとでいい。
✦ この記事のまとめ
眠れないときは、月齢より手前に確かめられることがあります。就寝時刻・光・カフェイン・寝室の温度を先に確かめます。
月齢は波を説明する材料としては使えますが、原因の特定には向きません。二週間続く不眠は医療機関へ。



