低気圧で一日つぶれる。
頭が重く、起きていられず、予定を全部飛ばす。夕方には少し戻る。
そして翌日、取り返そうとして、二日続けて崩れる。
この形が、いちばん多い。
回復は、崩れたときと同じ速度では進まない
星野は──私は気圧と体のリズムの話を長くしている──ここを誤解している人が多いと思っている。
崩れるのは速い。半日で来る。
戻るのは、そこまで速くない。
気圧が回復しても、体のほうは遅れて戻る。前日に休んだぶん、翌日は元通りだと思って動くと、途中で切れる。
翌日は、取り返す日ではなく、戻す日になる。
翌日にやる三つ
やることは三つでいい。増やすと続かない。
ひとつ、朝の光を浴びる。
起きて30分以内に、窓際でいい。カーテンを開けて、外を見る。曇っていても構わない。
崩れた日は、たいてい寝ている時間がずれている。ずれたリズムを戻すのに、朝の光がいちばん手数が少ない。
ふたつ、水分を先に入れる。
崩れた日は、飲む量が減っている。動いていないので喉が渇かない。
翌朝、コップ一杯を先に入れる。これだけで午前のだるさの出方が変わる、という人は多い。
みっつ、軽く歩く。
10分でいい。強度は上げない。
前日の運動不足を取り返そうとして長く歩くと、午後に落ちる。戻すための運動と、鍛えるための運動は別になる。
翌日にやらない三つ
やらないことのほうが、実は効く。
ひとつ、判断の要る予定を入れない。
契約、面談、揉めそうな話し合い。判断に向かない日については別に書いたが、崩れた翌日も同じ扱いでいい。
まだ本調子でない状態で決めたことは、あとで見直したくなる。
ふたつ、詰め込まない。
飛ばした予定を全部翌日に寄せると、確実に切れる。
寄せるのは、半分まで。残りは翌々日か、来週に置く。
みっつ、寝だめをしない。
前日に寝すぎていることが多いので、翌日も長く寝ると、その夜に眠れなくなる。
翌日は通常の時刻に起きる。眠ければ、日中に短く横になる。
崩れる日は、事前に分かることがある
気圧の急な低下は、天気予報である程度読める。
気圧と体のリズムで書いたが、当日より前日から効き始めるという人が多い。
だから、前もって分かるなら、予定のほうを動かす。
これがいちばん効く。崩れてから対処するより、崩れる日に何も入れないほうが、失うものが少ない。
全部は動かせない。動かせるものだけでいい。月に一日か二日、空白を作れれば、それが吸収してくれる。
記録をつける
一行でいい。
日付、体調(三段階でいい)、その日の天気。
三か月続けると、自分がどのパターンで崩れるかが見えてくる。気圧なのか、気温差なのか、生理周期なのか、睡眠不足なのか。
人によって違う。 一般論より、自分の三か月ぶんのほうが正確になる。
続くときは受診する
はっきり書いておく。
崩れる日が増えている、戻る日数が長くなっている、日常に支障が出ている。
このときは、気圧のせいにしないで医療機関に行く。
暦や気圧の話は、受診しなくていい理由にはならない。 体の記録は持っていくと役に立つので、つけているなら見せる。
明日やること
三つ。
光。水。10分歩く。
取り返すのは、明後日からでいい。
✦ この記事のまとめ
気圧で崩れた翌日に予定を詰めると、二日続けて崩れます。回復は前日と同じ速度では進みません。
翌日にやるのは取り返しではなく戻しです。光・水分・軽い運動の三つに絞り、判断の要る予定は入れません。



