「低気圧の日は調子が悪い」──そう感じている人は多いはずです。けれど、気圧の変化による不調は、下がる日だけの話ではありません。今日から始まる新シリーズ「月と気圧のからだ暦」は、月齢や気圧といった自然のリズムと体調の関係を、実践的に読み解いていく連載です。第1回は、意外と見過ごされがちな「気圧が上がる日」の変化から。

「下がる日」だけが原因ではない

低気圧が近づくと、内耳の気圧センサーが変化を感知し、自律神経のバランスが乱れやすくなる──これが「気圧の低下による不調」の一般的な説明です。ここまでは、すでに知っている人も多いかもしれません。

ですが、気圧が急に「上がる」ときにも、体は変化に対応しようとします。低気圧から高気圧へ切り替わる場面では、緊張状態から一気に緩む反動で、だるさや眠気として不調が表れることがあります。

気圧上昇時に起きること

気圧が上がる(=天候が回復に向かう)タイミングでは、それまで交感神経が優位になっていた体が、副交感神経優位に切り替わろうとします。この切り替えのタイミングで、次のような変化が起きやすいと言われています。

  • 急に眠気やだるさを感じる(緊張が緩む反動)
  • 頭がぼんやりする・集中力が落ちる
  • 「天気が良くなったのに、なぜか本調子が出ない」という感覚

「悪天候の日に不調」だけを警戒していると、この”回復期”の変化を見逃しがちです。

週間の気圧リズムを読む視点

🌊 気圧リズムの読み方

天気予報の「気圧配置」だけでなく、数日先までの気圧の上がり下がりを一つの波として見てみましょう。

下がる日の前後だけでなく、「大きく上がる日」の前後も、少しペースを落とす予定にしておくと変化に振られにくくなります。

体調のメモを数週間続けると、自分がどちらの変化に弱いタイプかが見えてきます。

次回:月齢との重なりを見る

気圧のリズムは、月齢と重なるタイミングでさらに変化が大きくなることがあると言われています。次回は、気圧と月齢が重なる日の読み方について取り上げる予定です。

低気圧そのものについてさらに詳しくは低気圧で落ち込むのは”気のせい”じゃない、四柱推命の視点から体質と休息の関係を読むなら四柱推命の「身弱」の人が、意識して休むといい暦のタイミングもどうぞ。

✦ この記事のまとめ

気圧の変化と自律神経の関係は、「下がる日」だけでなく「上がる日」にも表れるという視点を紹介します。週間の気圧リズムを読む視点を持つと、不調への備え方が変わります。今日から始まる「月と気圧のからだ暦」シリーズ第1回です。